はっとするような緑青 （ろくしょう）が美しい小壷。
緑青の美しさはどう生まれたのか。
始まりは、大きな薪の窯をせっせと焚いていた若い頃、薪を投げ込む場所の近くにあったものが、灰の中に埋まっているような状態で窯出しされ、それがとても魅力的な色と質感だと感じたところから。
何度も繰り返し焼くことによってこの色と質感を得ているが、何度焼けばいいのか、どんな仕上がりになるのかはいまだにわからないとのこと。
偶然出会った美しさを再現しようと進化し続けている作品です。
一見、存在感が強く感じられるかもしれませんが、繊細な花も、荒々しい枝も、緑青が美しく引き立ててくれますよ。

【商品詳細】
サイズ：W 9.0×H 8.0 cm
素材　：陶器

【注意事項】
※一つ一つ手作りのため、サイズや色味に個体差がございます。ご了承ください。

[野口悦士]
1975年、埼玉県生まれ。 陶芸を志して種子島に渡り、2006年より中里 隆氏に師事。 2018年にデンマークのKH Würtzにて薪窯築窯。アメリカ・デンマークなどでの滞在制作を経て、現在は鹿児島に拠点を置く。