もうすぐ十五夜。日本茶を淹れてススキを飾り、おうちで「中秋の名月」を見上げませんか?
あっという間に夏が過ぎ、季節は秋に移り変わろうとしています。空気が澄み渡る秋は、一年でもとりわけ美しく月がかがやく季節。そんな「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」と呼ばれる満月を、ススキとお団子と共に眺める過ごし方は昔からある日本の風習です。月に住むうさぎの暮らしを想像したり、大切な人に思いを馳せたりとその楽しみ方に決まりはありません。
Shall we 観月茶会 ?
主に神社やお寺で行われる、月を見ながらのお茶会を「観月茶会(かんげつちゃかい)」といいます。美しい月を楽しみたいけどいきなり飛び込むのはハードルが高い・・・という方は、自宅でしっぽり擬似「観月茶会」を始めてみるのもいいかもしれませんね。せっかく始めるなら、道具もちょっぴりいいものを。JINNAN HOUSEがセレクトした「観月茶会」セットをご紹介いたしましょう!
月見団子にはやっぱり日本茶です。
お団子や月餅などの和菓子にはやっぱり日本茶を合わせたいもの。最近は日本の茶葉を使った<和紅茶>が注目されていますよね。すっきりとした後味が甘味とマッチして和菓子ペアリングの可能性が広がりそうです。
こちらの急須は本体が色うつり・匂いうつりしにくいステンレス製なので、ひとつの急須で煎茶、番茶、和紅茶など異なる繊細なお茶の味わいを楽しむことができます。さまざまなお茶を楽しみたい!という方にはうってつけのアイテム。つまみとハンドルには天然木が用いられ、ステンレスの無機質さの中にほっこりと温かみも感じられますね。
ささっと便利な茶こしを使いこなして
また、自宅に急須を置くスペースがない!という一人暮らしの方には茶こしがピンチヒッターとなってくれます。お好みの茶葉を茶こしに入れ、お湯を注ぐだけ。取っ手がカップのふちにかかる便利な茶こしは使いやすくミニな可愛さもあるので、来客の時や、ちょっとしたギフトにもぴったり。竹籐製、ステンレス製、お好きな素材を選んでくださいね。
花瓶に飾るのはススキ、モダンにさりげなく。
擬似「観月茶会」をするならば、ススキもカッコよく飾りたい!自宅に馴染むよう、エレガントなガラスカットのクロスベースやホーローの一輪挿しにちょこんとあしらってみましょう。一気にお部屋が華やかなお月見モードになるはずです。
今年の中秋の名月は・・・
旧暦の8月15日にお月見をするならわしが中秋の名月。
今年は9月10日がその日にあたるそうです。忙しない毎日の中、満月の美しさ、壮大さ、不思議さに酔いしれてほっと一息、観月茶会を開いてみてもいいかもしれません。みなさんの十五夜の日が素敵なものになりますように。
Photo by Taro Oota
Text by Ami Yamazaki